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September 2014

2014.09.02

9/20(土)公開シンポ「今、危機にある岐阜の生きものたち~岐阜市版レッドリスト作成に向けて~」

7月におこなった岐阜市自然環境基礎調査のシンポに続いて,9月20日に連続企画第2弾の公開シンポジウムを開催します.
 
 今度は,岐阜市版レッドリスト作成に向けて,「地方版レッドリスト」の持つ意味,絶滅に瀕した種を保全する試みの実例,現在進捗中の岐阜市レッドリスト掲載の一次選定種リストと,各部会の途中経過を報告します.
 
 レッドリストの選定というのは,まずは対象地域に分布する全種のリストをもとにして,その中から「レッドリストに入れた方が良い種」を選定します.それが一次選定.つまり,一次選定種というのは,わかりやすくいうなら「○○賞のノミネート作品」みたいなもんです.
 
 ノミネート作品の中から,次は各賞の受賞があるわけですが,レッドリストの場合は,一次選定種の中から絶滅危惧I類,II類,準絶滅危惧などのカテゴリーを決めていきます.その過程で,一次選定ではリストアップしていたけれど,やはりリストから外す,というものもありえます.また,一次選定には入っていなかったけれど,情報が得られて急遽リスト入り,というのも無いわけではありません.
 
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 さて,ここで重要なポイントです.
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 これまでに国や都道府県,いくつかの市町村でレッドリストが公表されてきましたが,いずれもリストを行政的に確定させてから「(案)」として公表し,パブコメを募集しています.
 
 行政が何かについてパブコメを求めるのは,たいていの場合は「民意を聞いた」という単なるアリバイ作りのことが多く,意見があっても全く変更されることはありませんでした.(ここ数年は,やっと民主主義が理解され始めたのか,多少は意見が反映されるところもでてきました)
 
 できあがったものを公表して,意見を求めているように見えても,実質は聞く耳を持たないなら,市民も関心を失う,もしくはどうでもいいと思ってしまうでしょう.
 
 し・か・し,今回の岐阜市レッドリストは違います.
 
 残念ながら当初から「パブコメを募集しない」ということになっていたのですが,その代わり,一次選定の段階でシンポを開き,会場からの疑問に答えたり,アンケートで一次選定種リストについて意見を求める予定です.つまり,少人数の委員がレッドリストを勝手に作るのではなく,作成途中で市民が意見を言う機会があるわけです.
 
 さらに,9月シンポでの意見に対応したリスト選定をした後,11月にも岐阜市の「まるごと環境フェア」でレッドリスト選定案をポスター展示して,そこでさらにまたアンケートでレッドリスト案に意見をもらえる機会を作ります.(展示を見に来れない人はウェブから)
 
 最終的に岐阜市レッドリスト検討委員会でレッドリスト案を確定させるのは,まるごと環境フェアよりも後なので,レッドリスト作成の過程で2度にわたって途中経過を公表し,意見をもらって活かそうという取り組みです.
 
 ここまでオープンにするレッドリスト作成は,前代未聞じゃないかと思っています.
 
 もし自然環境の保全やレッドリストというものに御関心があれば,岐阜市在住でなくてもまったくかまいませんので,是非ご参加いただければ幸いです.

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岐阜市の公式サイト
(チラシPDFもこちらから)

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