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March 2014

2014.03.25

アクアトトのイモリ展が凄過ぎる!

とある淡水魚の写真が急遽必要だったので,アクアトトに撮影に行ってきました.(年パスで客として)

そして,ついでに特別企画展「イ モ リ」も見てきたんですが,ちょっと凄過ぎました.全国の両生爬虫類に関心のある人は女房を質に入れてでも見に行くべきレベル!

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展示のデザインが,全体的にクールでかっこいいんですが,入館前の水槽がアカハライモリ,館内常設展のアカハライモリもおそらく増量中,フロア間の移動のところにもヤモリとイモリを比べてみせる水槽があってアカハライモリがいて,企画展に辿りつく前にすでにアカハライモリだらけで,さらに企画展の入り口部分もアカハライモリ.

 さすがに,普通のアカハライモリはもういいや……と思わせるくらいアカハライモリを見せつけられた後にも関わらず,生活史の説明パネルのところの水槽を見ると……

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お… おお… お…

どこの水族館でもほとんど見られない卵,幼生,上陸直後の幼体が全部いるじゃないですか…!
(卵の写真は上手く撮れませんでした)

さらに

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地域集団(形態と行動によるものと,アロザイム,mtDNAのそれぞれで見た場合)の分布図と,いくつかの地域産のアカハライモリが比較できるように展示されています.

また,大きな画面でアカハライモリの求愛行動と精包の受け取りの映像も流れていて,フェロモン物質「ソデフリン」の説明もあります.

ちなみに,ソデフリンは知っていましたが,シリケンイモリのフェロモンは「シリフリン」というのは初めて知りました.シリケンと尾振り行動を兼ねて付けられた名前なんだろうけど,ソデフリンの風情が台無しだと思うのは,ボクだけでしょうか…

 他のイモリの種類としては,

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イボイモリですよ! 御禁制の!

実は初めて生で見ました.かっこいい.日本産としてはもちろんシリケンも展示されてるんですが,そっちはまあ普通.ただし,パネルで側溝が死の罠になっていることを示す干からびたシリケンイモリを多数持った写真もあって,離島の無配慮な道路づくりの問題も扱ってます.

外国産種も展示されてるんですが,

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絵がかわいいんですよね.

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これはかなりモンハンっぽい.怒り状態と通常状態かと.

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実物は不気味な地味な イベリアトゲイモリも,絵はすごくかわいく描かれています.

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そして飼育下で繁殖が容易と書かれているトゲイモリ水槽の中にはすでに卵が!

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外国産種は,ここに載せた写真以外にもいろいろいました.

 

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最後はイモリになりきれる服が用意してあって,着られるようになっています.

1人では着る勇気もなく,自画撮りする勇気などさらに無く…(笑)

いやはや,ホントに細かなところまで手の込んだセンスの良い企画展です.売店にもイモリグッズがいろいろありました.こういうマニアックなものを,今後も続けてほしいです.


アクアトト 特別企画展示 イ モ リ (公式ページ)
(↑公式ページでは,魅力が充分表現されてないのが残念です!)

おまけ.

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しばらく前から展示されていた館内産卵のナガレタゴガエルの卵は,すっかりオタマになっていました.これも色白できれいなオタマジャクシですよ.

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2014.03.02

「岐阜の淡水生物保全Book ぎふの淡水生物をまもる」

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ボクの関わった今年度(2013年4月から2014年3月)の成果物の第二弾.(第一弾は国内外来魚本.他にも第三弾,第四弾もあります)

 企画と編集は岐阜大学応用生物科学部の楠田先生で,岐阜地域(岐阜県内の岐阜市と周辺エリア)の保全に関する研究者が多数執筆しています.保全に関する啓発本としては,最高級の一冊だと思います.楠田先生の多大な労力と熱意に大感謝!!

 詳細はこちら↓でどうぞ.

http://blogs.yahoo.co.jp/zooreplab/56133878.html

冊子は地元の公共機関等で無料配布の予定ですが,遠隔地のみなさまはPDFをご利用ください.


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