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2013.06.26

「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」

「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」川上和人著,技術評論社

 基本的には恐竜本なのですが,自然史の良質な入門書だと思います.分類学,生態学,古生物学のエッセンスを,おもしろく,そしてわかりやすく紹介しているので,高校生くらいからでも読める生物学の啓蒙書として広くおススメしたい感じ.

 文体は須藤靖さんの本とよく似ていて,とても軽快に読める本文+ネタ的な注釈です.あまりにも似ているので,両者に影響を与えた共通祖先的な作家がいるんじゃないかと思うのですが,ボクの偏った読書歴ではわかりませんでした.(もちろん,収斂進化かもしれませんが)

 まあ,ちょいちょい挟むネタが,ややオタクな中年向けな気がするので,その辺はナウなヤングには届かないかもしれません(笑)

 全然内容の紹介にはなってませんが(笑),無謀というわりには,用意周到に知識を集めて緻密に推論を重ねているので,ちゃんとした科学書として楽しめる本です.子どもの頃に図鑑で恐竜をおぼえた中年おじさんたちが最新の恐竜知識にアップデートする上でもおススメです.

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