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2011.08.14

奄美大島・加計呂麻島1(序)

無事に奄美大島・加計呂麻島から帰宅しました.
 
◆現地ではハブにも会わず,毒虫の類にも会わず,渓流でもほとんど蚊に刺されることもない(少しは刺された)という快適な採集調査旅行だった半面,陸上性の蟲類に関しては,あまり観察できるものがいなかったという感じです.現地に詳しいYさんと最終日に合流して飲んだときに「真夏は暑すぎるから活動しないんだと思う」と言われましたが….
 
…え?
 
…暑い?
 
…30℃くらいしかない快適な気温で?
 
…岐阜なんか毎日35℃超ですよ? それでもって蛇も蚊も活動しまくりですけど?
 
 やはり地域差というものかな.熱帯・亜熱帯は温度変化が少ないので,最適な気温のときにのみ活動しても大丈夫という余裕があるのに対して,温帯では冬季に活動できない分,夏にがんばって活動するのかもしれません.
 
 
◆さて,同行した学生達に危険生物の恐怖をさんざん吹き込んでおいたわりには,危ない生きものはほとんどいなかったので拍子抜けだったと思うし,往復の移動が最大の苦労だったものと思いますが,引率者としては超冷や汗もののできごともあったので,個人的には反省して気を引き締めなおしてます.

 やはりバディを組むという基本をおろそかにしてはいけませんね.これまで自分自身が学生の頃から単独行動で活動してきていたし,多少の冷や汗ものの出来事があってもなんとかなってましたが,もしもそれで何らかの事故にあっていたら指導教員にどれほどの迷惑をかけることになっていたか…立場が変わって,初めてわかることも多いものです(苦笑) まぁ,何があったとは書けませんが,ニュース映像や謝罪会見が脳裏によぎった恐怖の数分間(だと思う)があったのですよsweat02 結果的に笑い話で済むことだったんですが.
(うーん,でも本当はヒヤリハットとして公式に記録したほうがいい事例かもなぁ…)
 
 ただし,今では自分の責任は自分で負う立場なので,ボクが単独で出かける分には,何も問題ありません(研究活動については責任者となる立場だし,一個人としては,養うべき妻子もないし,親とも不仲なのでねw).単独で野外調査をしている学生・ポスドクの人はたくさんいると思いますが,「もしも自分が事故にあったら,指導教員がどれほどの責任を問われるのか.そして,それによってそのラボの研究や保全活動にどれほど負の影響をもたらすのか」を多少なりとも想像して,慎重に振舞ってもらえればと思います.
 
 
◆もちろん,人為的に防げるミスは事前に対策をとるように心がけているのですが(嫌々やらされていた衛生管理者の経験が,案外こういうところで生きるのですね),超自然現象に関してはどうにもなりません(笑)
 
 奄美諸島にはケンムンという河童の類の妖怪の言い伝えがあり,山に住み,人を化かして山奥に誘い込むと言われています.十数年前に奄美大島に行ったときに買った本にそのことが書いてあり,化かされそうになったときに言う「まじない」が書かれていたのを憶えているので,だいたいやばそうなときには「まじない」を唱えております.(信じてないわりに,毎回マジメに言ってたりする)
 
 実際,奄美大島も徳之島も林道を含めた大小の道路があり,山のほうだと結構迷いやすいです.レンタカーを使って移動していても,山に行くと舗装道路なのにカーナビに表示されない道が増えてきますし,印刷物の地図も微妙にずれている(あるいは描かれている道が不十分な)ようなエリアがあります.もう,そうなると直感を頼りに運転するしかないので(笑),ケンムンに化かされないようにするしかないわけです.今年の2月にオトモたちと共に徳之島に行ったときから,そのようなエリアを「ケンムンの妖力が強くてカーナビが効かない場所」ということにして,慎重に行動してます.あー,こわいこわい.

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