« June 2011 | Main | August 2011 »

July 2011

2011.07.26

つぶやいてみる

ここしばらく忙しかったせいか,体調がイマイチで吹き出物がよくできたりしていたのだが,ちょっとおさまった感じ.
 
 まあ,ストレスを溜め込む性格ではないのだけど(すぐに弱音を吐くので精神的負担が少ないのです.その分,周りにしわ寄せが行くという迷惑なタイプw),不規則な生活と食生活の悪化(ファーストフードなどを食べる率の増加)によるものでしょう.

 それでも,何も言わないのはツライので,王さまの耳はロバの耳的備忘録を書いときます.

◆7/9(土)は奈良の近大キャンパスで魚類学会の公開シンポ「水辺の環境教育」に参加.
 なかなか興味深い話が多かったです.しかし,こうした場で発表してくださる方々のような人たちからの最上級な環境教育を受けられるのは,ごく一部なので,如何にして全国の環境教育のレベルアップを図るかが最大の課題かと…
 
◆7/10(日)は引き続き奈良で,魚類学会自然保護委員会に参加.千葉から来ている新委員のNさんが濡れせんべいなどをお土産に持ってきてくださっていたので,皆でせんべいを食べつつ会議.(世間では,自然保護委員会が茶を飲みながらせんべいを食べるような寄り合いだとは思われてないでしょうけど,学会年会時などは時間が無いので弁当を食べながらとか普通にしてます)
 委員会終了後は携帯メールで梨君を呼んで,二人でこっそりとキャンパスの片隅で「渓流の一番長い日」の狩りに行ってきました.しかし,なぜ,梨君に碧玉が3つも出たのか.激運にしても異常じゃね?
 
◆7/14(木)は,名古屋で長良川河口堰検証専門委員会と公開ヒアリングを見学.傍聴者には意見を書く紙がもらえるので,いろいろ意見しておきました.そのうち,ここにアップされるでしょう.
 ただ,オフィシャルな意見とは別に感想として,「御用学者」とは,こういう場ではこんなふうに振舞うんだぁ~,というのを直接観察できて興味深かったです.そして,委員とヒアリング対象者との意見交換には非常に興味深いこともあったのですが,翌日のいくつかの新聞記事では,専門委員会もヒアリングも一切見なくても書けるような中身の無い記事だけが出てました.愛知の新聞記者は小学生以下か? ヒアリングの内容や質疑を何一つ理解できなかったんでちゅね.
 
◆7/15(金),朝三重大に行く途中にコンビニで500円くじを引いたらキティ×モンハンコラボ電動カキ氷器が当りました.まさか,一枚だけ何気なく引いたのが1等?だとは! 梨君の碧玉3つに相当する激運か? これで一生の運を使い果たしたのではないかと心配です.
 
◆7/16(土)は,午前中に自分の研究室でオトモアイルーたちに魚の鰭立てと標本作成方法を教えて,午後から某企画に関する会議を開催.写真は集まっているのが確認できたけど,意外と普通種の良い写真が無いのが問題かな.あとは,文章か…
 
◆7/17(日)は朝から夕方まで,すっきり晴れた猛暑の中,隠れるところの無い水田地帯で丸一日過ごしました.横縞のポロシャツを着ていたら,白い部分は紫外線が透過して日焼けしたため,背中が縞模様のヨコシマドンコみたいになってしまいました.
 
◆7/19(火)は西南日本に大型台風が来たせいで三重県は暴風.ということで,安全圏に位置する岐阜におりました.
 
◆7/21(木)は某希少魚の調査に同行.

◆7/23(土)は岐阜の自宅近くの川で観察会兼調査があるということで声をかけていただいていたので参加.
 
◆7/25(月)朝,岐阜の自分の研究室に立ち寄ったら,ついに育ちすぎたスッポンのアヤコ(仮名)が水槽から脱出して研究室の隅の段ボール箱の裏に隠れていました.60センチ水槽では狭くなっていて,いずれ水槽から出てしまうと思ってはいたのですが… やむなく,水槽の配置を変えたり,90センチ水槽を購入するように手配したりすることになりました.
 
◆7/26(火)は某希少魚の調査に行き,DNA解析のためのちょっとした作業をして,某企画のために人と会ったりしてきました.
 
 
 さて,それはともかく,今月末までに書くべきものが2つあり,まだ読んでない査読原稿があり,7月末までにDNA解析の結果を知らせると4月頃に約束したデータがシーケンサーから出てくるのを待っている状態で……あぁ,いろいろヤヴァイ.どうしよう… MHP3で「竜職人のトンカチ」を入手できたけど,そんなことで喜んでいる場合ではないぞsweat01

| | TrackBack (0)

2011.07.08

【このメンツは】長良川河口堰検証第1回専門委員会、第3回公開ヒアリング及び第3回プロジェクトチーム会議の開催【すごいぞ】

愛知県の長良川河口堰の検証に関する第3回公開ヒアリングの案内が出ました.


長良川河口堰検証第1回専門委員会、第3回公開ヒアリング及び第3回プロジェクトチーム会議の開催並びに一般傍聴者の募集について
 
 傍聴申し込み締め切りは7/12(火).
 開催は7/14(木)です!

 第1回は岐大の富樫先生などを招いて水需要などについて.第2回は長良川の漁師の大橋亮一さんなどを招いての漁業への影響について(かな? 自分が参加してないので…).
 そして,今回は自然環境と塩害,治水に関してといったところでしょうか.
 
 
 国土交通省お手盛りの検証モドキには絶対呼ばれないガチメンバーがちゃんと入ってます.もちろん,岐阜では御用学者として有名な人たちもパワーバランスとして入れてあります.(なるべく公平な舞台を用意した上で決着をつけてもらわないと,意味が無いですからね)
 
 ヒアリングには宮本博司さん(←知らない人は「絶体絶命の淡水魚イタセンパラ」をすぐに買ってきましょう)と鷲谷いづみさん(←保全生態学に興味のある人には説明不要の著名人ですね).
 
 
 と,いうことで,この日は予定が空いているので,ボクは傍聴の申し込みをしておきました.
 
 
*****(以下,蛇足)*****

 こういう場が開かれるのは,名古屋市長選と愛知県知事選の結果というのが至近的な要因ではありますが,その前に愛知名古屋COP10と岐阜県の海づくり大会が開催されたことで,マスコミが河口堰問題をさかんに取り上げて世論を作っておいてくれたからという面も大きいでしょう.(もちろん,それ以前に木曽三川の開発で国土交通省がやりたい放題してきたのが,あまりにも目にあまる所業だったから,ともいえるでしょうけど)

 もし,これで河口堰のゲート開放となれば,愛知名古屋COP10が開かれたかいもあるというものです.もちろん,自然環境に関してはゲート開放で充分ですが,本来重視すべき防災という観点からは,河口堰撤去が最善です.
 
 興味のある人は調べてみればイイですが,国土交通省はダム建設などを「人命財産を守るため」と称することが,これまでの通例です.しかし,それならば長良川の場合は洪水流下の妨げとなる下流の河床のマウンドを撤去するだけで充分であり,もし,それで一部の水田に塩害が出たとしても,それを補償する金額は河口堰の建設費用よりもずっと安かったわけです.しかも,塩害で家が流されたり多くの人命が失われるわけではない.
 
 ところが,河床のマウンド撤去による塩害防止という名目で河口堰を建設すると,塩害の補償よりも高額な上,洪水時の河川水の流下,あるいは海からの高潮や津波の進路を妨害することで,河口堰周辺の海抜0m地帯を極端なリスクにさらします.(おそらく,想定される○年に一度の規模の洪水や高潮には対応できる設計だと国土交通省は言うでしょうけど,そういう理屈が被害を大きくするのは,この3月に現実となりました) この場合,塩害とは違って,人命財産を確実に危険にさらします.

 つまり,国土交通省は「人命財産」を適当な方便として言うばかりで,実際に防災に効果的かどうかなどというのは二の次としか思えないことをしてきました.

 現在岐阜県で計画されている「内ヶ谷ダム」もそうです.内ヶ谷ダムを作れば,郡上の方で大雨が降った場合に長良川中流の水位を5cm下げる効果があるそうです.つまり,ダムが出来れば,ちょっと安心になる,とか.

 しかし,そのダムが完成する予定は30年くらい先です.そして,財政難の岐阜県がダムの費用を負担すると,今でも徳山ダムの借金でお金が無いのに,さらに費用がかかることになるので,通常の河川の堤防強化などが予算不足のためにできなくなります.つまり,30年先に,少しの安心を得るために,それまで県土全体を危険にさらしておきながら「防災」とか「人命財産を守る」とか口先だけ言っているわけです.

 最近は,魚類などを対象に研究していた若手研究者が,土木系の研究者と交流を持つこともあり,「彼らの使命感はスゴイですよ」的な話を聞くこともありますが,若者はこうしてだまされていくんだなぁ~,と思ったりします(苦笑).だまされているのは若手魚類学者が,というだけでなくて,若い河川技術者も,という意味です.使命に燃えれば正しいというわけじゃないんですよ… いくら優れた技術を持っていても,それを適切に使わなければ意味が無いし,河川官僚の計画に唯々諾々としたがうならば,そうした研究者は単なる御用学者でしょう.その人が,本当はどれほど高潔な人格であったとしても,実際の行為が単なる御用学者であれば,その人が内に使命感を持っていようとどうだろうと,何の意味もありません.
 

| | TrackBack (0)

2011.07.07

公開シンポ「「身近な魚たちの保全」-水辺の環境教育を考える」

◆先日,このブログを更新したときから,G大のうちの研究室のパソコンのIPアドレスから大量のデータ送信がおこなわれてしまい,ウイルス感染のおそれありとしてIPアドレスを停止されてしまいました
(´・ω・`)ショボーン
 
 PCをシャットダウンして帰宅したはずなのに,その後の時間帯にも大量のデータ送信がおこなわれていたという奇怪なログが残っているので,どうもAirMacの不具合ではないかと疑っているのですが……念のために,研究室のPCのウイルスチェックをして,Macに棲んでた虫も8匹ほど駆除したので(←結局,感染してるしwobbly),そのために結構時間をくってしまいました.
 
 で,予備のIPアドレスを使って研究室のネット環境を復活させようとしたのですが,やはりAirMacがネックになってうまくいかず…AirMacを介さずに直接接続ならつながるのですが,プリンタがネットワークプリンタだったりするので,やはり無線LANは欲しいところ.うーん,どうしたもんか…
(M大に滞在してる分には問題ないのですが)
 
 
◆そんなこんなで,アレコレしているうちに,今年の魚類学会の発表申し込み締め切り(7/13)が近づいているじゃあないですか.やばい.どうしよう.どのネタでいけばいい? 5月に発表したアレしかないか?
 
 
◆さて,それはともかく,週末は近畿大学農学部で標題の市民公開講座が開かれます.

 参加費無料(←ココ重要)なので,関西のみなさんは是非ご参加ください.
 
 
市民公開講座 「身近な魚たちの保全」-水辺の環境教育を考える

2011年7月9日 13時から
近畿大学奈良キャンパス 211教室
 
プログラム: 基調講演
 1)魚の保全:何を守り何を学ぶのか
   後藤 晃(北海道教育大学函館校)
 2)魚とりのための覚書き:ルールとマナー
   細谷和海(近畿大学)

話題提供 -環境教育の現状と課題-
 1)博物館における展開-「うおの会」の活動を例に
   前畑政善(神戸学院大学)
 2)学校教育に水辺の学習を
   中島 淳(福岡県保健環境研究所)
 3)地域ぐるみで海辺の生物に親しむ
   小早川みどり(九州大学)
 4)市民主導による沿岸環境の再生
   工藤孝浩(神奈川県水産技術センター)
 5)水圏環境教育推進リーダーの育成
   佐々木 剛(東京海洋大学)

パネルディスカッション -これからの水辺環境教育-
 ・司会進行 瀬能 宏(神奈川県立生命の星・地球博物館)
 ・パネリスト:
   工藤孝浩(神奈川県水産技術センター)
   佐々木 剛(東京海洋大学)
   鈴木寿之(川西緑台高等学校)
   中島 淳(福岡県保健環境研究所)
   前畑政善(神戸学院大学)
   小早川みどり(九州大学)

| | TrackBack (1)

« June 2011 | Main | August 2011 »