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May 2011

2011.05.31

長良川河口堰検証第1回プロジェクトチーム会議と公開ヒアリングの開催及び一般傍聴者の募集について

 5/27-29は,知人の手伝いで水田水路に灌漑してから48時間の魚の移動の調査に参加してきました.

 実際は,水入れが予定より早かったり,台風が来たりしたので,「水田への導水直後の魚の移動」のデータとは言えないですが,それでも,その場の温度,湿度,雨,土の匂い,魚の様子などなどを,実際に現場で体感してこその自然の理解です.モニター越しに,普通は見られないような場面をテレビで見るのも良いですが,やはり肌で感じることこそが重要ですね.(うっかり大人向けの喩えを書きそうになったけど,消しましたsweat01
 
 
  
◆それはともかく,標題の募集が行われています.

長良川河口堰検証第1回プロジェクトチーム会議と公開ヒアリングの開催及び一般傍聴者の募集についてhttp://www.pref.aichi.jp/0000041831.html
 
 長良川河口堰の是非についての愛知県による検証作業です.プロジェクトチームメンバーもヒアリング対象者も,各人名をググればわかりますが,ちゃんと賛否両派を集めています.そして,市民による傍聴可能な公開!!
 
 すばらしい.国土交通省が御用学者だけ集めて非公開でこそこそと「ダム検証」とか言ってるのと大違いです.
(そして,国土交通省さまに尻尾を振って,都合の悪い言論を封じようとするG県の行政とも違いますね.首長が,どのような人になるかというのは,本当に重要です.)
 
 ボクはこの日は別の用事があるので行けないのですが,見に行ける人は行ってみてほしいですね.

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2011.05.26

魚類学雑誌58巻1号

先日届いた魚類学雑誌,なかなか読み応えのある論文が多かったです.
個人的に興味を惹いたものをいくつかチョイス.
 
 
・伊豆半島南部の稲生沢川水系における魚類の流程分布.(pp.13-25)
 
 河川の魚類調査として「やれることは全てやった」といえるお手本的な論文.すばらしい.
 科学的に新しいことを何か開拓できたわけではないかもしれませんが,各地域の生物の分布と環境をしっかり記録しておくのは,今後の保全生態学や応用生態工学のような,自然を守り,あるいは復元する分野に必ず役立ちます.
 
 
・吉野川分水による吉野川水系から大和川水系へのカワムツの移入.(pp.65-74)
 
 導水事業による河川間の遺伝的攪乱に関する研究.こうした事実がわかったからといって,何が出来るというものでもないのですが,それでも自然の姿が,どのように変容していくのか,というプロセスを知れば,本来の日本列島の自然がどのようなものだったのかを知ることにつながるはず,と思いたいです.
 
 
・市販されているメダカのミトコンドリアDNA遺伝子構成.(pp.81-86)
 
 10年余り前にメダカが「絶滅危惧種」とされてから,観賞魚店ではクロメダカがプレミア価格で売られるようになった気がするのですが,そのクロメダカはどこかの野生個体群から採集されたものではなく,ヒメダカ養殖の中で「体色が黒いヒメダカ」を集めたものというオドロキの事実.
 他にも,メダカの流通に踏み込んだ内容なので,「メダカの放流」対策を考える上で必読です.

 
・日本の希少魚類の現状と課題.(pp.99-107)
 
 今回は海水魚レッドリスト検討のための予備調査の結果と,アオギスの話.
 海水魚のレッドリスト作成は,個々の魚種についての情報が無いので難しいですよね…
 アオギスについては,周防灘の個体群が比較的安定した状態らしい,ということなのは良いのですが,それでも限られたエリアですし,中津干潟が潰されたら終わってしまうような気もして,不安は残ります.それと,すでに絶滅した可能性の高い海域の中で,伊勢湾だけろくな記録が無いというのが,なんとも……三重県や愛知県の沿岸環境への関心は,どうなってるんでしょうね? (まぁ,「県の魚」がそれぞれイセエビとクルマエビですからねsweat01 あんまり魚類には興味の無い県民性なのか?)
 
 
・高木和徳先生の思い出.(pp.118-119)
 
 ハゼ神様の一人だった高木先生がお亡くなりになっていたことを,この記事を見るまで知りませんでした…
 3年ほど前のゴリ研究会までは参加されていたかな.ボクは目上の方とお話しするのが苦手なので,あまりお話しする機会は多くはなかったのですが,それでもゴリ研究会ではしばしばお会いしましたし,柔和な感じの先生でした.(でも,きっと若い頃は切れ者だったのだろうな,という部分も)
 ご冥福をお祈りします.
 
 
・Ichthyological Research-現状と論文投稿へのお願い.(pp.119-125)
 
 「これから論文を投稿する若者のために」とタイトルを変えても違和感の無い記事.
 大学院生などが論文を書いて投稿するときに,論文の内容とは別に直面するのが学術誌の査読システムで,指導教員が懇切丁寧に教えてくれればいいのですが,そうでなければ無作法でいろいろ迷惑をかけてしまいます.論文を投稿する人は,まずは原稿を完成させた後,これを読んでから投稿しませう.
 最後のIRへの投稿の勧めについては,まぁ,わかるんですけどね… せめてカラー代を安くしてください…

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2011.05.23

5月半ばの近況

三重大に内地研究員として滞在するようになって半月以上が過ぎて,ボチボチ馴染んできたかなという今日この頃.やはり,その場に馴染むには,まずは飯を食って寝ることが大切だと実感中.
 
 基本的には岐阜の自宅から通勤ということにしてあるのですが,家具など備え付けのマンスリーマンションも交通費と比べると比較的安かったので,津にも寝床を確保しました.しかし,家具があるとはいっても,小物は持参しないといけないので,いざ寝泊りするときになって「あー,あれが無かった…」と思い出して買い足すことも多いです.

 ちなみに,内陸県とは違うので,マンションのすぐ目の前が海です.さわやかな海風(車には大敵ですけど)が吹きます.しかし,実は,いわくつきの海岸なのです…sweat01
 
 それはともかく,いろいろやりたいことや,やらなければならないことがあって,今はペースがつかめずにいますが,早めにやるべきことを整理して,シゴトを進めなければ…
 
 
◆先日のゴリ研は無事終了.ながらく会っていなかった奈良在住の友人にも会えたし,なかなか楽しかったです.また,以前に買った「能登の海ごり」の残りと,岐阜で買った「いかだばえの甘露煮」を懇親会に差し入れしたのですが,それなりに好評を博したようで良かったです.
 
 
Dsc_3690
何の写真も無いのは寂しいので,奈良の友人からもらった兵庫県産の某広域分布種の写真.
一部は生かして飼育していますが,なかなか良い水槽写真は取れないですね… 麻酔をかければこのように鮮やかな婚姻色が撮影できるのですがwobbly
 
 
◆いつもの「狩り」の話ですが,3rdは勲章集めのためのルーチンワークになってしまっているため,岐阜に残しているボクのところの学生の一人(ハンター名でpie君と呼びます)と一緒に2ndGを久々にやってみましたが,めちゃくちゃ難しかったです.よくこんな難しいゲームやってたなぁ,と思うくらいです(笑).

 モンスターの攻撃力が高いので,ちょっと無理していくと,あっというまにこちらが瀕死になりますので,最初にG級の「最強の矛,最強の盾」(もちろん,クリア済み)に二人で行ったのですが,あっというまに3死して終了.
 自信をなくした我々は,さすがに2体同時の闘技場は無理があったと思い直して,あえて上位のティガレックス狩りに.それでも,結構な攻撃力のティガにびびりつつも,ボクが大剣でセオリー通りに振り向きにあわせた溜め切りをしながら闘っていると,1死してティガと戦わず遠く離れたところで笛を吹こうとしてはガレオスに邪魔されているpie君が…… ちゃんと一緒に闘ってくれよ,ていうか,せめて笛くらい吹いてくれ(苦笑)(注:pieは狩猟笛使いです)
 それでも,上位ティガは倒せたので,G級のイアンクック狩りにも行ってみましたが,やはり攻撃力が高くて苦戦.しかもpie君はまたも1死……と,いうことで2ndGの難しさに打ちのめされましたとさ(笑)
 
 しかも,2ndGがあまりにも大変だったので,もう一人の学生と3人で機嫌直しに3rdをやってから解散しようとしたのですが,ここで選んだのが3rdでは最も難しいと評判のダウンロードクエスト「王族の招宴」だったから,皆死にまくりで,結局意地になって3人がかりで4回くらいやり直して,やっと成功しました.(その後,一人で「王族」に挑戦したら,やっぱりあっというまに3死して終了でした.これは無理ゲー 笑)

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2011.05.11

5月になって

いよいよ今週末はゴリ研究会です.今回は小ネタを発表する予定なんですが,二日目の最初…みんなが二日酔いでぼんやりして半分寝てる時間帯ですねw
 
 もし,ゴリ研究会に参加する人で,このブログを見ていて,なおかつMHP3を楽しんでいるという稀な人がいましたら,是非ギルドカードの交換をしましょう.うちのオトモアイルー2人もギルカを交換してくれますよ,たぶん.
 
 
◆5月になってからの大きな出来事としては,内地研究員として三重大学生物資源学部に滞在するようになったことです.2月までお世話になる予定で,これまで自分ではやらなかった技術をいろいろ習得させていただくことになります.
 そんなわけで,岐阜大学には基本的にいません.通常は三重大にいるのですが,講義も会議もない,とてもありがたい期間にフィールドワークをがんばらずにどうするのか!!と思っているので,いろいろ出歩いていることが多いかもしれません.
 
 
◆さて,講義もしなくて良いし,会議も出なくて良いので,ゴリ研の発表用に追加データを出そうとしていたところ,毎日山ほど来るメールの中で5/10付の「【重要】'H23科研費の交付内定(学振交付分・助成基金)について」とかいう件名のものが……
 
 え〜,科研費の採択通知なんて,とっくに終わってるんじゃないの〜? どうせ今年も不採択だったんでしょう〜? なにを今さらsad と思いつつ,メールを開いてみると,添付書類がたくさんあって,よく見ると「基盤(C)が採択されたから,さっさと交付申請書出せやゴルァ」と書かれてました
アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!
 
 とっくに諦めていたので,喜びというよりとまどいが先に来ましたが(笑),これでまた3年間は研究予算が最低限確保できたみたいで,ちょっと一安心.しかし,今年度まで継続の外部資金2件もあって,今年度に限っては合計3件の資金が得られることになったため,予算的には潤沢だけどマンパワーが…
 
 ま,でもこういうのは贅沢な悩みですよね.研究費がいただけて本当にありがたいことです.感謝感謝.それと,外部資金が採択されるということは,それだけ自分の研究(や業績)が評価されているということなので,その点での精神的な満足感もあります.がんばらねば.

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