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2010.12.07

ぎふ海流

 今年,岐阜新聞で連載されていた「ぎふ海流」という企画が11月10日に本になっていたようで,記者さんが送ってくれたものが昨日届きました.
 
 
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 この本は,山から海まで含めた流域全体の保全等を考える上で興味深い内容が含まれていると思うのですが,発行部数が少なくて本屋(アマゾン含む)では取扱がほとんどなく,岐阜新聞情報センターに直接注文するしかないとのことです.ちなみに,岐阜新聞の記事にもひっそりと宣伝があります.
(この商売っけの無さが,いかにも岐阜の県民性らしいです coldsweats01

 
 また,ボクは取材を受けての談話等は載っているのですが,著者ではないので著者割販売はありませんので,あしからず.

 本を購入される場合の注文先は,岐阜新聞情報センター 出版室まで.(リンク先の出版情報には「ぎふ海流」が載っていませんが,注文先はここです)


以下,目次等です.

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「ぎふ海流」(税込¥1200円)
 発行 岐阜新聞社
 発売 岐阜新聞情報センター


第1章 山と川に生きる
第2章 海の幸 森の恵み
第3章 断ち切られた川
第4章 森はよみがえるか
第5章 山村がひらく未来
第6章 里山からの胎動
第7章 地域力の再生
第8章 次代へつなぐ
第9章 伊勢湾からの視点
第10章 識者に聞く
特集 川の幸 水の恵み
若者たちの座談会
 流域再生,次代が担う
 「自然と暮らす」価値見直す-座談会を終えて
付録 海山交流 未来へ


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はじめに

 岐阜県は県土の八割までが「森林」で形成される山国であり,大小四〇〇以上もの河川が八つの流域を織りなす「川国」でもある.数千年の昔は,大垣や羽島あたりまで伊勢湾の入り海に面していたが,今は全国八県の「海なし県」の一つ.たとえ波打ち際は遠のいても,環境,産業,生活などさまざまな面で今も海に支えられ,一方で,川を通じて太平洋と日本海という二つの海に山の恵みを運び入れ,海の恵みをはぐくんでいる源流の県でもある.
 山があるから川があり,川があるから豊かな海がある.人々の生活基盤となる河岸段丘や沖積平野が山,川,海のつながりの中で形成され,人々の暮らしも本来,そうした地勢や自然環境と相互にかかわりあいながら繁栄の歴史を重ねてきた.
 しかし,山,川,海の深いつながりは,近・現代の経済最優先の価値観の下,たとえば大規模なダムや河口堰をはじめとする数々の人工構築物の登場によりいつか断ち切られた.産業構造や生活様式,燃料革命や交通手段の進展,価値観の変化などにより,かつては自然風土とともにあった流域の生業や人々の暮らし,食,生活文化,娯楽,さらには意識も関心も山,川,海から遠のいた.
 ところが,将来もこのような社会であり続けられるのかという不安や,このままでは人類の生存さえ危ういのではないかという真剣な問いかけがすでに二十世紀後半から,日本だけでなく欧米諸国からも発せられ,今世紀に入ってますます声高となっている.経済のグローバル化や地球温暖化を危惧し,国境を越えて地球規模で打開策を話し合う会議も頻々と開かれるほど,現代文明社会は危機感を増している.
 二〇一〇年六月,海なし県の河川を会場にした,三〇回を数えても前例のない全国豊かな海づくり大海が岐阜県関市の長良川をメーン会場に催された.岐阜新聞ではこの機をとらえ,山,川,海の環境の現状を把握した上で人間と自然のかかわり方を見直し,あらたな社会や暮らしの在り方を模索する人々の動きを流域や地域に取材した「ぎふ海流」と題する長期連載を企画,一月から約半年にわたり朝刊に掲載し好評を得た.本書はこれをもとに一部加筆,修正し,一書としたものである.岐阜新聞では一九九四年に山村や森の危機をとらえた「緑の時代 山は語る」,一九九八年には海なし県の海の記憶をたどった「ぎふ海紀行」を新聞に連載後に刊行している.あわせて読んでいただき,山国にひそむ海とあすの郷土を豊かにはぐくむ「海流」を感じていただければ幸いである.

岐阜新聞編集局報道部長 一川哲志
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 以上,本の紹介でした.

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