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2010.08.11

「プラチナデータ」「悪魔くん千年王国」

8/9(月)と8/10(火)は,県内の某河川で20年来の魚類調査をしているWさんのお手伝いに行ってきました.

 実のところ,日曜日の晩はあまり眠れず,朝も明らかに細菌かウイルスに感染した感じの肩こりと倦怠感とのどの辺りの痛みと食欲不振があったので,「これはきっと土曜日に水中撮影に懲りすぎて冷えたから風邪をひいたんだなぁ,困ったなぁ」,と思ってたんですが,午後になると風邪の症状に変化せずに,どういうわけかジワジワと回復しはじめました.
 結局,風邪を引いたわけではなかったわけですが,そうすると考えられるのは日曜日の晩に食べた刺身か,あるいは賞味期限を4日ほど過ぎた団子にでもあたったのか? う~む…


◆ところで,しばらく前に出た東野圭吾さんの新作「プラチナデータ」がDNA鑑定の話だったので購入して読んでみました.物語のガジェットとして,次世代シークエンサー以降の技術によるヒトゲノム解析の簡便化と,そのデータ解析ソフトの開発が出てきます.

 結構,ちゃんと理解して描いているようで,遺留品中のゲノム全体を解析することで犯人の身体的特徴をおおよそ割り出すとともに,データベース中の三親等までの親族のデータがヒットするため,本人のDNAデータが登録されていなくても,親族のデータがあれば,その人物の近親者の中で身体的特徴の一致する人物を絞り込み,聞き込みを進めることで容易に犯人特定ができるという設定です.そのために個人のDNA情報の登録を進める法案が可決され,大量のデータを解析するためのプログラムを開発していた引きこもりの天才数学者が殺されて…という話でした.

 実際のところ,1億人分くらいのゲノム情報を短時間で比較するようなバイオインフォマティクスのプログラムは容易には開発できないだろうし,三親等までの近親者のデータがヒットするという微妙なリアルさ(笑) しかし,全ゲノムのデータがなくとも,容姿の主要な部分を決めるSNPsとある程度のSTRマーカーの情報さえ押さえれば,普通に実現可能な気がします.データベースに国民全員を登録しなくても,ある程度以上のデータが蓄積すれば,確実に犯人特定のための機能は果たせるんじゃないかな?

 ただ,近未来の技術と社会のシミュレーションとしては良く出来ているけれど,ドラマ的には……(苦笑)


◆朝ドラを見ていると水木しげるさんのマンガが読みたくなったので,高校生の頃に買った少年マガジンコミックの「悪魔くん」(悪魔くんがメフィストを呼び出して事件を解決する話)を読んだのですが,その後,大学生協に「悪魔くん千年王国」が売られていたので購入してみました.「千年王国」の方は,一番最初に描かれた貸本版の「悪魔くん」を書き直したものだということですが,メフィストを呼んで活躍するヒーローとしての悪魔くんよりも,断然おもしろかったです.(しかし,wikiなどを見ると貸本版のほうが,さらにおもしろそうです…)

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