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2010.06.26

「長良川下流域生物相調査報告書2010」発刊

長良川河口堰の運用前に長良川の自然環境を明らかにしておくために結成された「長良川下流域生物相調査団」の,報告書が完成しました.
 
 
Nagara2010
 
 
 1994年に出された「長良川下流域生物相調査報告書」は河口堰運用以前の自然環境を記録するものであり,今回の「2010」は河口堰運用後の現状を明らかにしたものです.
 
 報告書の内容は,次のページでダウンロードすることが出来ます.
 http://homepage2.nifty.com/PhD-mukai/nagara/

→現在はこちらからどうぞ

 http://dousui.org/seibutsu/index.html

もしくは

 http://www1.gifu-u.ac.jp/~tmukai/nagara/

 
<目次>

まえがき   山内克典
1. 河口堰上流の植生はどのように変化したか  千藤克彦*・後藤稔治
2. ヨシ群落の死滅と生存  山内克典*・古屋康則・足立 孝
3. 減少したオオヨシキリ  大塚之稔*
4. 長良川河口堰による魚類群集の変化 −汽水域生態系の消滅−  向井貴彦*・古屋康則
5. 河口堰がアユの生活史に与える影響    古屋康則
6. モニタリング資料と漁業統計から見た通し回遊魚の現況  足立 孝*・古屋康則・向井貴彦
7. カニ類は河口堰によってどんな影響を受けたか?  千藤克彦*・山内克典・伊東祐朔
8. 長良川河口堰上流におけるイトメの生息状況  籠橋数浩*・千藤克彦・古屋康則・長野浩文
9. 河口堰によるシジミ類の生息への影響  粕谷志郎*
10. 長良川河口堰上流部におけるマシジミの減少とその原因  山内克典*
11. 河口堰上流で集団発生したオオシロカゲロウ  千藤克彦*
12. 河口堰運用後のユスリカの増加とその後の減少  粕谷志郎*・五條貴久・可児真有美・小林 貞
13. 長良川河口堰下流部における底泥堆積と底生動物の変化  山内克典*・足立孝・古屋康則
14. 河口堰は内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)の堆積場をつくる  粕谷志郎*・船越吾郎
(*:責任著者)
あとがき   伊東祐朔

◆内容的には,かなり充実しており,河口域・汽水域の保全に関心のある方は是非ご一読ください.

 冊子体をご希望の方は,岐阜大学地域科学部の向井貴彦までご連絡いただければ発送します.基本的に本体無料,送料無料です.

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Tracked on 2010.06.26 at 07:33 PM

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