« January 2010 | Main | March 2010 »

February 2010

2010.02.21

さかなの子

今日は日曜日だけれど,明日〜明後日にちょっとした会合をおこなうので,そのためのパワポ作りのために研究室へ.

 人の少ないのどかな大学内を駐車場から歩いていると,明らかにクチバシの大きな見慣れない鳥の一群がいて,どうも「イカル」だったような感じ.普段は見かけないのですが,野鳥らしからぬ顔立ちにしばし見とれてました.でも,野鳥写真はうまく撮れないんですよね〜…


◆週末は卒論発表会で,うちの4年生2名は充分練習した成果を見せてくれました.上出来です.
 その後,夕方から街でゼミ生皆で打ち上げ会をしたわけですが,発表会終了後に時間があったので,「早めに街に出て,やななを見に行こうよ〜」と学生諸氏に声をかけてみたのですが,誰も同意してくれませんでした…

 そういえば,先日微妙な印象を書いた「ポニョ」についても,見た後いつまでも気になるので,魚類系キャラにはどうしても興味が惹かれるみたいです.


◆ポニョといえば,さかなの子なわけですが,自宅の水槽を水換えしていたところ,入れた憶えのない稚魚がカメ水槽にいました.
 
P2202674
↑これ.

 カメ水槽は,水を捨てた後に魚水槽の水をある程度入れてから水道水を入れているので,魚水槽で生まれた卵か仔魚が流れ込んだのでしょう.親魚に該当するのはイトモロコだけですが,たしかにしょっちゅう追尾行動みたいなことをしていました.元水槽に子供が増えないのは,卵や仔魚が親や他の魚に食べられているからなんでしょうけど,産卵するのは状態良く飼育できている証拠なので,ちょっとうれしいです♪ (増えると持てあますので,産卵するだけで満足です)
 
 
◆最近,研究室に生命保険のおばちゃんが「ザ・テ○ビジョン」を毎週届けてくれるんですが(類人猿研究における人づけと同じように,警戒心をもたせないための顔見せでしょう,たぶん),そこで朝の連ドラのあらすじを見ると…

「波美(注:主人公)が勝乃新(注:主人公の夫・大学院生)の代わりに大学へ資料を届けに行くと,研究仲間から,研究者の生活は貧しく,妻は苦労が多いと聞かされる.」「波美は将来に一抹の不安を覚える.」

と書かれてました.いやはや,このドラマの制作者は,よくわかっておられるw

| | TrackBack (0)

2010.02.15

ケムシカジカ

◆2/13のブログに載せた海産カジカのぶつ切りですが,教育学部のK先生に聞いたところケムシカジカではないかとのこと.あとでネット上の画像などを見ると,たしかに顔も同じで,皮膚の質感も一致するので,ケムシカジカで間違いなさそうです.

 ただし,食べ方としては皮を剥いて,水から茹でてアクを取るらしいので,いろいろ間違ってたようです.かつて卒業研究でアユカケを頻繁に採っては食べていた頃,皮などとらずとも煮て良し,焼いて良し,揚げて良しだったので,その印象で調理したのが失敗でした…
 _| ̄|○

◆2/14は東京から,チョコとかいろいろ入った荷物が届きました.「逆転裁判」が欲しいなぁ〜,やりたいなぁ〜と言ってたら,それも入っていて,感謝感激です.(プレイする時間があるかどうかが問題ですが)

◆本日2/15は,朝から研究室に出て,電気泳動したりシークエンサーにサンプルをセットしたり,3月の生態学会で発表する共同研究者のポスターをチェックしたり,なかなか手をつけられなかった査読を1件すませたりしました.こまごまとした作業をしてるだけで,すぐに時間が過ぎてしまうんですよね…

| | TrackBack (0)

2010.02.13

なべこわし

◆2/11は,ようやく得た何も無い祝日休みで,さらに2/12をセンター試験の時の振替休日に充てることで,やっと連休を手に入れました.と,いいつつも,2/12は朝昼食を兼ねて外に出たついでに研究室に行って1時間ほど作業してましたけど.

 で,本日(2/13)はSSH指定の高校生の実験に付き合ってましたが,そちらも無事に昼過ぎに終了.

 この数日の休養で,ようやく体力値とスタミナ値が全回復しました.

 なにゆえ連休が重要なのかというと,週に一日の休みでは家事と水換えをすることで時間を使ってしまうし,その次の日の予定を考えて行動するので,休んだ気持ちになれないのですよ.二日以上休みがあれば,家事と水換えは後回しにして,まずは「何も考えずに過ごす」ということができるので,それによって初めて強迫観念から解放されるのが,とてもありがたい.

 そうやって頭のネジをゆるめないと,締めっぱなしでは疲れが溜まる一方なので,まったくよろしくないわけです.

◆そんなわけで,録画しておいた「崖の上のポニョ」とかも見てみました.デボン紀の海のイメージは悪くないのだけど,大災害が起きてるのに何も問題ないのって,見ていて落ち着かない… 多少なりともリアリティを求めるような,心の汚れた大人が見るには向いてない作品,ということか?
 それと,どうでもいいことではありますが,「半透明なぶよぶよしたもの」が襲ってくるイメージが,もののけ姫とか千と千尋とか全部に出てくるので宮崎監督は,よっぽどそういうのが好きなんだなぁ,と思った次第.
  
 
◆昨夜は,近所のスーパーに「カジカ」が売られていたので,買ってみました.北の海産カジカは「なべこわし」(あまりにおいしいので鍋が壊れるほど突ついてしまう,という意味)とも呼ばれる美味なものとして知られているわけですが…
 
Ca280095
最初からぶつ切りです. 
 
 
Ca280096
顔はこんな感じ.半分にかち割られているので2尾の左顔が二つ.
 
 
Ca280098
寄せ鍋スープを使って,独り鍋にしてみましたが……意外においしくなかったです
_| ̄|○
 
 
 鮮度の問題もあるのかもしれませんが,微妙に皮が臭いような気がするのと,皮膚に細かな骨片がたくさんあるので,じゃりじゃりした食感が不快でした(苦笑).カジカは味噌仕立てにするのが基本らしいので,スープの選択にも問題があったかも.

 ちなみに,カジカの種類はよくわかりませんでしたw ギスカジカかな,とも思ったのですが自信なし.

| | TrackBack (1)

2010.02.09

油断と敗北

何があったとは書けないわけですが,痛恨の出来事があって標題の言葉が頭に浮かんだのです.
すべて余裕をもって準備していたはずなのに,ほんの一つだけ欠けていたがために…


 もちろん,遠因となったのは長らくまともな休暇を取らなかったことによる疲労の蓄積かとも思えるので(しかし,土日の用事は正規の労働とは別のものばかりなので,労働条件に問題はないわけですが),余裕と思えたのは単なる誤りで,単に油断だったということなのでありますが.

 考えてみれば,土日が二日とも実際的な休みとして機能したのは1/9-10あたりが最後で,その後は土日のどちらかは用事が入ったり,この2週間ほどは土日とも用があったので,中年にさしかかった身にはじわじわと疲労が蓄積していたようです.

 いずれにしても,あと二日間の体力と精神力が持てば,まがりなりにも用事の入っていない休日が待っていたし,その後の予定は,もう少しマシになるはずだったので,あとちょっとが保たなかったのは残念です.(ただし,今週の土曜日も大学に出る用事がありますので,やはり“連休”などというものはまだ夢のまた夢ですが)

 正直なところ,断ることが可能な依頼は,もっと積極的に断るべきなのかもしれません.


********************************************************
ま,そのように愚痴りつつも,やらずにはいられないものもありまして,この土曜日は雪の中を高校生が研究室に来て,うちの学生にアシストしてもらって実験.

 日曜日は朝から長良川に出て湛水域に稚アユがいないかの市民学習会の調査に参加しておりました.

P2072659
↑こんな感じで船で出るわけです.
 
 

P2072657
↑本当は地引として使う稚魚ネットで表層引きをしてみました.
 検証すべき仮説がちょっとイマイチな点を差し引いても,収穫が少なすぎたかな…

 しかし,船は爽快な面もありますが,冬に向かい風の中で走ると,とんでもなく寒かったです.

| | TrackBack (1)

2010.02.05

「生物学I」試験問題

昨日作って,今朝の1限におこなった「生物学I」の試験問題はこんな感じ.

*********************************************
2009年度 生物学I 試験問題

1.下図は2種類の渦鞭毛植物の細胞構造の模式図です.それぞれの種の持つ葉緑体が,どのようなプロセスを経て,両種の細胞内共生体となったのかを,細胞内の構造を元に説明してください.

(裳華房の「藻類の多様性と系統」p.154からAmphidinium latumPeridinium quinquecorneの図を引用)

2.「がん」の原因となる遺伝子を「がん遺伝子」と呼ぶ.最初に発見されたrasと呼ばれる「がん遺伝子」はGタンパク質を作る遺伝子だったことが判明しているが,なぜrasが「がん」を引き起こすのか説明してください.

3.筋肉細胞で蛍光色素タンパク質を発現させた遺伝子組換えメダカを作る方法を説明してください.

4.19世紀にチャールズ・ダーウィンやアルフレッド・ウォレスが,生物が進化して多様化する仕組みを思いつく上で重要な役割を果たした2冊の本がある.その2冊の本の著者とタイトル,ダーウィンやウォレスに進化論のアイデアを与えた理由を述べてください.

5.一卵性双生児の男性タツヤ君とカズヤ君,一卵性双生児の女性ユカさんとリカさんがいて,タツヤ君とユカさん,カズヤ君とリカさんがそれぞれ結婚して,それぞれの夫婦に男子が生まれました.両夫婦に生まれた男子2人は,遺伝的にはどの程度類似していますか? 次の3つから選択して,理由を説明してください.

a)遺伝的にほぼ同じ   b)通常の家庭の親子程度   c)通常の家庭の兄弟程度

★解答用紙が余ったら,生物学Iの講義全体を通した感想など自由に書いてください.興味深い内容なら加点します.

*********************************************

 ノート・資料持ち込み可にしておいたのですが,出来の良し悪しはいろいろでした.5問目はサービス問題だったので,abcからの選択は全員合ってましたが,説明は…

| | TrackBack (0)

2010.02.04

「DNA鑑定」

数日前になんとな~く買った本なのですが,昨夜からちょこっと読んでみたら字も大きめでページ数も少なかったのですぐに読めました.

DNA鑑定―暗殺、冤罪、浮気も暴くミクロの名探偵

 mtDNAに関しては「?」な記述もあるのですが(厳密には間違いではないかもしれないけど,誤解を招く感じ),全体的には悪くないかな.日常的にDNA解析をしているけれど,法科学ではどういうマーカーを使ってるかとか知らなかったので,ちょっとは役に立った気がします.「ハイルブロンの怪人」とか,有名だったのかもしれないけれど知らなかったしw

 ちなみにウチのラボにもハイルブロンの怪人のごとく近畿モツゴが出没したり,カワヨシが跋扈してたこともあります.退治せねば…

 本当はこっちの本↓のほうが良いのはわかってるのですが,大きなハードカバーは持ち歩いて気楽に読むことができないので,未読の山に埋まってます.

DNA鑑定とタイピング ―遺伝学・データベース・計測技術・データ検証・品質管理―
 
 

◆明日1限は「生物学I」の試験.

 問題を作りながら,「また難しいと思われるんだろうな,く~っくっくっく…」と無意識に言ったか言わなかったかしておりました.

 背後で学生が「悪魔がいるー!」と言ってた気もしますが,まぁ,気にしない気にしない.

 ちゃんと話を聞いてノートをとってればできるはず……たぶんね.

| | TrackBack (0)

2010.02.03

「理系のための即効!卒業論文術」

↑標題の本を,先日の講演会の帰路+αの時間で読みました.

 別にマヌアル大好きなわけではないのですが,自身の作文力・プレゼン力向上のためと,学生の指導の足しになるようにと思って,論文書きの本は時々買って読んでます.

 この本については,かなりシンプルに,わかりやすくまとまっているので,結構良い感じです.「これ論」のシリーズが,充実した内容を目指して肥大化しているので,もっと短い即効性のあるものとして有用だと思いました.( 「これ論」は,論文書きの歌とシンプルな説明だけだったPDF版の方が良かったと思います)

 この即効術の本は,名言・格言も楽しいし,架空事例もボク好みです.中盤のグラフの説明が,工学より過ぎてちょっと,とは思いますが,全体的には平易で分野を問わない感じですね.で,読んで思い出したのですが,この著者の方は,卒論書きのホームページも持っていて,そっちも以前に読んだことがあったのでした.

やればできる卒論の書き方
(改めて見るとこれも新書版よりウェブ版の方がおもしろいような気が…) 

 
 もう一つ,講演会で篠原さんが紹介していた3冊のハゼ本の中で,「天皇陛下 科学を語る」という本は未入手だったのでアマゾンで買ってみました.昨日届いたのですが,開いて見たら,字の大きさにびっくり! そして,採録されている論文の図表と引用文献が全て省略されていることにガッカリ!
 本をまとめた人が,陛下の研究の中身には全く関心が無いことがよくわかる本でした.
 
 
 さて,それにしても今日は朝から職場巡視→会議→会議→会議の日だったので,研究室に戻ってもすぐに「じゃ,次の会議行ってきます」と言って出て行くボクに学生も苦笑いするのでありました.やれやれ.
 そんなわけで,もう寝ます.zzz…

| | TrackBack (1)

一山越えたか…

1月最後の週は,4年生たちの卒論の学部事務への提出期限(1/29)があり,なおかつ週末は科博で自分が一般向け講演をするので準備も必要ということで,卒論指導+講演準備のヘヴィな一週間でありました.しかし,なんとかなって良かった…

 講演については,卒論で気が立っているであろうゼミ生を徴用して練習に付き合わせたりしつつ準備したので(一応,気を遣って岐阜のセレブ御用達の洋菓子屋で良さげなものを買って差し入れもしましたが),プレゼン的には悪くないはずだけど,内容が一般向けではなかったかもなぁ,と,やや反省.
 結局,「ハゼの多様化は異所的種分化か同所的種分化か」という問題を,汽水淡水ハゼの種内系統地理と遺伝子浸透から考察した話をしたので,「淡水魚類地理の自然史」の9章と11章で書いた内容を原作とした劇場版といったところでしょうか.
 一般的に,小説を原作とする映画は,原作を読んでないとわからん,とか酷評されがちなものですが,同じ轍を踏んでしまったかも.


 
 
 
 さて,それとは別に告知です.

◆今年(2010年)のGORI研究会の開催地ですが,琉球大学のKMさんが引き受けてくれたので,沖縄で開催ということになりました.
 
 開催時期は,たぶん例年と同じ頃?かな? しかし,6~7月頃となると,ボクは予定がすでにいくつか入っているので,場合によっては自分が参加できないということになるかも.

| | TrackBack (0)

« January 2010 | Main | March 2010 »