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January 2010

2010.01.25

「ハゼの世界とその多様性」

 今週はいろいろ締切があって,とてもヤバイです.

 データの出ない病もあって事務的な作業などを後回しにして実験したり,4年生の卒論をチェックしたり,定期調査に出たりしていたところ,その間に堆積していたシゴトがエライことになっていますので,緊急のモノ以外はいろいろ抜け落ちているかもしれません.忘れられてるな,と思った方は,必要に応じて再度問い合わせてもらった方がいいかもしれませんので,どうかよろしく.

 さて,そんな状況でも優先順位を上げて準備する必要があるイベントが今週末に開催されるので,一応,宣伝しときます.ただし,もし万一聞きに来る人がいても,林先生の方をメインに思っておいてください.ボクのは,まだ何も準備できてないので,どうか期待せずにヨロシクです…
 
 
国立科学博物館 企画展 「ハゼの世界とその多様性」
一般向け講演会
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日時
平成22年1月31日(日)午後2時~4時

場所
日本館2階講堂

演題
「“ハゼ展”の開催にあたって」
講師:篠原現人(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹)

「ハゼ学入門」
講師:林 公義(横須賀市自然・人文博物館 館長)

「ハゼは,なぜこれほど多様なのか?:DNA解析が明らかにした種の多様化の歴史」
講師:向井貴彦(岐阜大学 地域科学部 准教授)

募集
100名

申し込み方法
下記必須事項を記入の上、メール又は往復はがきでお申し込み下さい。

【必須事項】(1)参加者の氏名、(2)住所、(3)電話番号、(4)年齢、(5)職業、(6)イベント名
【メールアドレス】kikakuten@kahaku.go.jp  
【往復はがきお申込み先】
郵便番号110-8718 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館 企画展示担当係
締切
平成22年1月27日(水)必着
注意
・通常入館料が必要です(一般・大学生600円、高校生以下無料)
・家族またはグループでの参加希望の場合は、参加者全員の氏名、年齢をご記入ください。
・申込者多数の場合は、抽選となります。

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2010.01.18

データの出ない病,そして

 センター試験の生物を自己採点してみたら,87点でした.
 やっぱり細胞分裂とか,植物ホルモンがうろおぼえなので間違えておりました.しかし,興味がないから勉強しなおさないので,毎年100点満点になることはない,という,いかにも勉強しない学生的な繰り返しですw 学生時代から,ぜんっぜん優等生じゃなかったのがよくわかりますね.

 さて,それはともかく,学生の研究テーマになっていないサンプルについては,自分でデータを出すようにしているのですが(たまに,「ついででしょ?」と言って任せてしまうこともあるけど),最近,シークエンスの成功率が低い… 今日も共同研究の論文用追加データの残りを出してしまうつもりだったのが,結局モノにならず,ずっと待たせている主著者に改訂稿を遅れずじまいです.

 PCRはちゃんと増えているのに,なんでうまくいかないんだろ?


 そして,さらに,学生が某普通種のmtDNA全塩基配列をいくつかの地域集団について決定する作業をしているのですが,イマイチうまくいかない地域集団があったので,年末にDNAサンプルを何個体分か預かって,師匠自ら作業を進めていたわけです.で,ロングPCRがもっともうまくいった個体について(←これが曲者だった…),シークエンスをしてある程度のデータが出たのですが,目的とは違う近縁種のデータだったことが判明.たぶん,コンタミではなくて,元のサンプルの誤同定だと思われますが,年末年始の努力が水の泡とは…

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2010.01.17

世代間差

 先日,研究室で昼休みに学生たちと雑談をしていて,関東にある「馬車道」というファミレスの制服の説明をしようとおもって,「はいからさんが通る」みたいな,と言ってもほとんど理解してもらえず…(矢絣という説明もわかってもらえなかったが,そちらは教養の問題か?) で,イメージ的に「るろうに剣心の薫さんみたいなの」と言ったら,皆納得していたわけです.ジェネレーションギャップという奴か.


 で,土曜日のケロロ軍曹では「録画していつでも見られると思うから集中力が足りなくなるのだ!」という論理で,子供の時に,いかに集中してアニメを見ていたかという話なのですが,いやはや,思い当たること甚だしい(笑).たしかに,目を皿のようにして見て,せめてもの記録に「ラジカセで録音」したりしたしw


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と,まあ,このあたりまでを昼時に一瞬手持ち無沙汰だったから書いていたりしました.

 毎年のことですが,この土日はセンター試験だったので,ボクも日曜日は与えられた任務をこなしていたわけです.朝から晩まで問題を解く受験生達はスタミナがあるなぁ,とは思うけれど,居眠りもせず無駄口もたたかず,試験室でじっとしている監督官のシゴトも,なかなか大変なのですよ.はぁ,疲れた.

 ただ,せっかくなので空き時間に「生物」の問題をざっと解いてみました.出てくる問題は例年通りで,細胞分裂とか両生類の卵とかメンデル遺伝とか植物ホルモンとか,まったくいつも通り.過去問を数年分やっておけば簡単に高得点が取れるんじゃないの?という内容ですが,ボク自身にとっては,いつもながら発生も植物ホルモンも興味が無い分野なので,きっと今日書いた答案を採点しても100点にはならないでしょう(苦笑)

 ま,そんなこんなで,かなり疲れたので仕事の後に大学からちょっと山の方まで温泉に入りに行ったところ,平野部ではすっかり無くなった雪がまだまだたくさん残っていて,雪景色の中の露天風呂というすばらしいシチュエーションで,ちょっと癒されましたgood

 さあ,また明日もシゴトだ…

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2010.01.13

ダーウィン

◆今日は水曜日だけれど,後期は金曜日の授業数が足りなくなるのでそれを補うために金曜日の講義.

 と,いうわけで1限の生物学Iの講義をおこなったわけですが,通勤の時にはまだ少なめだった雪が(それでも自宅周辺はそれなりに積もってました),昼頃にはかなりの大雪に.朝は積もっていても夕方には溶けるだろうと思ってノーマルタイヤのマイカーで出勤したものの,これは大学に車をおいて帰るしかない気配.

 しかし,雪でバスなど遅れがちにもかかわらず,1限の受講生たちの多くがちゃんと出席しておりました.素晴らしい.

◆生物学Iの講義は,年末に進化のメカニズムの説明をしておいたので,今回はダーウィンの話.例年,進化のメカニズムはDNAや遺伝子の講義を何回か行ったあとに中立説ベースで解説するので,非常にスムーズに理解してもらっているのですが,いかにしてDNAも何も知られていなかった時代にダーウィンが進化のメカニズムを解明したのか,というのはおもしろいところです.

 特に2009年はダーウィン生誕200年だったので出版物も多く,科博で企画展もあり,テレビでもいろいろな放送があったので,ダーウィン自身の苦悩などを描くドラマの前後編が講義に使えると思い,今回は前編を上映.

 ただし,このドラマはある程度の予備知識が必要と思ったので,上映前に19世紀ヨーロッパの時代背景と,ライエルの「地質学原理」とマルサスの「人口論」の重要性を説明.その上で,そうした知識を持ったダーウィンがビーグル号航海による経験を得ることで「自然淘汰」というアイデアに到達したことを話しておきました.そして,同時代に,同様な知識と経験を得ることができたのはダーウィンだけではなかったので,必然的に他の人物も同じアイデアに辿り着くことになり,それがウォレスだったということも話しておきました.

 ちょうど1/7の研究室のセミナーでも,輪読でダーウィンとウォレスの話だったので,なんともタイムリーでした.


◆ちなみに,昨日は卒論の初稿締切日で,ちゃんと4年生2名とも提出してくれました.2人には木曜日の輪読が割り当てられているので,休むことなく輪読の発表準備をしてもらうという試練を与えて,その間に,まずは初稿へのペン入れです.

◆また,昨夜は帰宅後にMHP2Gでやり残していた村クエのアカムトルム討伐をやったら,一回で全く落ちることなく,尻尾の切断までした上で討伐に成功しました.そして,この完璧な勝利の後に,ひとまずのゲームクリアということでエンディングのスタッフロールまで見ることができて,ようやく,やり遂げた実感が湧きました.我ながらすばらしい.

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2010.01.11

「アユは語る」

土日は研究室にいかなかったのですが,明日(1/12)の1限の準備とか,今のうちに済ませておきたいPCRをするためとか,改訂しなければいけない原稿とか,いろいろあるので今日は研究室へ.

 ちなみに明日(1/12)を4年生の卒論初稿の提出日としてあるので,研究室で4年生が卒論書きをしている姿を確認して一安心.


◆ところで昨日・今日と淡水魚関連で次のようなニュースが…

絶滅危惧魚を不正取引 3容疑者きょうにも逮捕(2010年1月10日中日新聞)

絶滅危惧魚を無許可で捕獲、譲渡 愛知県警、3人逮捕(2010年1月11日中日新聞)

 逮捕者の一人は,昨年の「イチモンジタナゴ」の時も捕まっているようです.それにしても,イタセンパラにアユモドキにネコギギと,御禁制の品ばかり狙って,最悪ですな.ただ,いずれの魚も絶滅危惧となった要因は河川管理や農地改良,ダム建設が原因なので,密漁が直接的な減少要因ではないわけですが.


◆また,中日新聞岐阜県版は,1/1から1/11まで「アユは語る 第1部 途切れたつながり」という連載を9回に渡って続けていました.大晦日の岐阜県版RDBについての記事は,そのプロローグだったわけです.ボク自身も多少協力しておりまして,連載8回と9回にはコメントも入ってます.
 オンラインに掲載されておらず,県内版なので岐阜県の人しか読むチャンスがないため,何か,広く読んでもらう手段はないものかと思うのですが,著作権的に難しいでしょうね…

 とりあえずサブタイだけでも書いておきます.

<アユは語る 第1部 途切れたつながり>

 1.消えた満ち引き   よどむ流れ 川下り阻む
 2.遡上激変      春の使者に堰堤の“影”
 3.細る漁場      重なる改修 堰がとどめ
 4.幻の大アユ     大量遡上で小型化加速
 5.母なる石      卵のベッド ダムで消滅
 6.追わない理由    縄張り守る闘志 減退?
 7.独自の“進化”   ダム湖 新たな繁殖地に
 8.新たな脅威     清流に迫る外来魚の影
 9.全国一の放流量   人介さねば絶滅おそれ?

 内容的には,矛盾するような部分もあって,若干クビをかしげてしまうところもなきにしもあらずですが,さまざまな要因が異なる現象をもたらしていて,それをどのような断面で見るかによって見え方が違うのでしょう… いずれにしても,長良川も木曽川も,あまりに自然の姿からかけはなれた状態にあることは間違いないようです.

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