昨日初期化してしまった研究室の無線LANは,1限の後に無事復旧.
学部内の他の部屋のパソコンの設定を見せてもらって,サブネットだのルーターアドレスだの,そのまま打ち込んでみても復旧できなかったのですが,IPアドレスに合わせて一カ所数字を変えれば無問題だということに気付いたので,再構築できました.手間はかかったけれど,パソコンのネット接続がスムーズになった気がします.
さて,ところで担当講義の「生物学I」の定期試験ですが,○×式の100問という形式を去年からおこなっております.しかし,去年は点数のばらつきが非常に小さくて,どうも正確に学生を評価できていない印象があったので,今年は一工夫しました.
名付けて「地雷原突破せよ!」作戦.
本来,地雷というのは極めて非人道的な武器であり,憎むべきものです.ですから,あくまでも比喩ですけどね.間違えると大きく減点される問題を配置しておくことで(それがどの問題なのか,いくつあるのかは知らせない),適当に回答せずに一問一問慎重に答えてもらうということです.
実際はランダムに「地雷」を配置するわけではなく,重要な基本概念などの,理解してないと講義を受けた甲斐がないようなことについて,間違えたら「減点」というものです.一応,100問の中に大型地雷(間違えると20点減点)を3個と小型地雷(間違えると5点減点)を10個配置してみました.(減点される点数は知らせた上で,数は伏せておきました)
んで,結果.(N=16)
○ ×回答だけで見たときの点数 平均72.8±6.8点(Min.57, Max.83)
地雷によって減点された点数 平均31.8±21.0点(Min.0, Max.71)
要するに間違えなければ減点はないのですが,ことごとく学生諸氏は地雷を踏みまくるのですね・・・
大型地雷を設置した問題といっても,こんなのですよ↓
・デオキシリボ核酸は疎水性アミノ酸である ○ ×
・遺伝暗号は塩基3つの並びで1種類のアミノ酸を指定する ○ ×
・殺虫剤に本能的に危機を感じた昆虫が殺虫剤抵抗性を進化させた ○ ×
もお,こういう問題を間違われていては,トホホですよ.
しかしながら,単なる○×の回答だと,ほとんど点数にばらつきがないのに対して,問題に重み付けを加えることで明確な差が出るということは興味深いですね.塩基配列を単純比較してp-distanceを計算しても同程度の値にしかならないけれど,適切なモデルを組み込んだ最尤推定なら明確な差が出るようなものかな.うん,なるほど.(← 一人で納得)
ただし,減点率が高すぎて,このままでは大半の学生が「不可」になってしまうので,減点率を半分にして,出席率で加点して,講義の感想に関する加点も少し加えることでバランスを調整して平均とばらつきが,ほどほどになるようにしました.
補正及び加点後の点数 平均66.1±13.4点(Min.44, Max.99)
これで,優良可をそこそこの人数に配分できたので,結果的には適切に評価できてると思うんですよ.
しかし,なぜ単純な○×式だと学生間で差がつかないのだろう?