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2008.09.07

8月の読書感想文

いろいろと「宿題」が溜まっていて憂鬱な9月初旬ではありますが・・・

最近読んだものなどの感想を少しづつ書き残しておこうかな,と.

日本の外来魚ガイド

 図鑑なので「読む」というものではないのですが,国内移入魚も「外来魚」として扱った珍しい図鑑です.おかげで,普通の日本産淡水魚図鑑みたいに・・・それだけ,本来の自然というものが分からなくなってきているということですけど (´Д⊂グスン
 各国内移入魚の原産地とか移入先についての情報はもの足りないですが,2人の著者で既存の文献をもとに記述する限りはやむをえないところですね.日本産純淡水魚の自然分布域をDNAデータと博物館標本・文献を使って「すべて」明らかにするという作業が,プロジェクト的に必要かも.

現代語で読む「江戸怪談」傑作選

 たまたま本屋で見つけて買った本.江戸時代の怪談をいくつか集めたもので,非常に読みやすい現代語訳でした.古典怪談への導入的な本かな? それにしても恨みを抱いて死んだ人の怨霊の話は,本当に・・・ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ ホラーやオカルトでも肉体的な苦痛の話よりも恨み辛みの日本の怪談や怪奇話は,自分にとって最恐です.

遺伝子とDNAがよ〜くわかる本

 学生用に使えるかどうかと思って生協書籍部でたまたま見かけたものを購入.最新情報をカバーしてるし,内容的にも間違っていないし,読みやすいのは確かなのだけど・・・本当に表面をなぞっているだけのようで,深みがないので,学生たちに勧めるにはイマイチか.

マンガ 物理に強くなる

 「マンガでわかる○○」の類の本は数々あれど,この本はそうした類書の追随を許さない最高傑作だと思うgood.物理法則の公式を日常感覚とつなぎ合わせる説明も上手いですが,マンガとしてのメリハリも利いていて,実におもしろい!
 終盤への転換点でのヒロインとライバルの議論も,普通の読者はどう感じるか分からないけれど,とても鋭い言葉にドキッとしました.どちらも成績優秀でありながら,一方は天才・研究者タイプ,もう一方は努力家・優等生タイプ.どちらの主張も実は正しいのだけれど,天才肌の子にとっての勉強とは学問であって,理解することが楽しいからやることであり,努力肌の子にとっての勉強は試験や受験をクリアして他の目的を達成するための手段に過ぎない.
 ぼくはヒロインの子の主張に全面同意(というか,作中で出てくるセリフとほぼ同じことを自分が高校生や大学生のころに言ってたし,最近も学生相手に同じことを言ったかもしれない)なのだけれど,それは多くの人には理解されず,また反感を買うことすらあるというのもまた事実.単純にヒロインの理想論がうまくいくストーリーではなく,冷水を浴びせるかのごとく現実的な意見を真っ向からぶつける展開には,痛いところをつかれた気がしました.
 それと,もう一つ感動したのが最後の一般相対性理論の説明で,これまでにぼくが読んだことがある高校生向けの物理の本などでは特殊相対性理論は説明されていても一般相対性理論は扱われていなかったのですが,この本は一般相対性理論のみ扱っているのですよね.そして,その説明がじつにわかりやすい上に,主人公の男の子と女の子の2人の気持ちの接近とリンクさせた表現としても巧みで,どぎまぎしましたよ.
 こちらはマジでオススメの一冊かなhappy02


 他にも新たに買った本とか積ん読状態のものが大量にあるのだけれど,9月末までにどこまで読めるかなぁ・・・?


 ついでに,最近見終わったアニメ作品も感想を.

◆「ぼくらの

 テレビ放映の時は見ておらず,レンタルDVDでちょっとはまった作品なのですが,ようやく最終話までレンタルで見ることができました.
 なんつーか,最後の方は死を美化してるような感じがしないでもないのですが・・・話の途中までは死の恐怖と自分に課せられた重責の中で,自分なりに納得のいく理由を探す展開がすごかったなぁ,と思います.
 まぁ,それはともかく,最終話近くの回想で,主人公?の男の子が(義理の)父親に反抗したりするのに対して,その父がコミュニケーションをとろうとしていた場面なんかが,自分と親との間で最近あったやりとりに似ていて,ちょっと微妙な気分に(;´д`)トホホ…

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