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July 2007

2007.07.03

『外来種の生物地理学』

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 農文協の「生物科学」58巻4号が出来上がったのですが,今回の特集はボクの企画で「外来種の生物地理学」ということになってます.ホントはエルトンへのオマージュで「侵略の生物地理学」にしたかったのですが,どうも意味が違ってくるような気がしたので・・・.特集の意図は,一つめの総説のタイトル「DNAから見た外来種研究:どこまで“犯人”を追えるのか?」に込められています.

 なお,このブログの写真では,表紙のソウシチョウの写真に色をつけてみました.残念ながら印刷版は白黒写真しか載っていないので,せめてブログだけでも本来の色を,と思った次第です.カラー表紙版が売られることはありませんので,あしからず.

 まだ,農文協のサイトにはアップされていませんが,興味のある方は是非ご一読ください.農文協の購入申し込みフォームに「生物科学58巻4号外来種特集」と書けば,たぶん,受け付けてくれます.


<目次>

・巻頭言 生物の和名をめぐって(鈴木邦雄)

特集
・DNAから見た外来種研究:どこまで“犯人”を追えるのか?(向井貴彦)
・太平洋を渡った巻貝,ホソウミニナの移入経路の特定(三浦 収)
・海の向こうの“在来種”:モクズガニの地理的多様性の危機(山崎いずみ・渡邊精一)
・岐阜県周辺地域におけるオオクチバスの侵入と分布拡大パターン(土田陽介・佐藤千夏・向井貴彦)
・外来鳥類の定着に影響する要因とソウシチョウの現状(天野一葉)
・日本に持ち込まれた外来リス類の分子系統学的研究(押田龍雄)

一般原稿
・アゲハ幼虫の紋様形成とホルモンによる制御(二橋 亮)
・環境影響評価によるオオタカ保全の限界とそれに代わる個体群保全プラン(尾崎研一・遠藤孝一・工藤琢磨・河原孝行)

書評
・『南の島の自然誌』(評者 朝倉彰)


 この特集の原稿集めと自分の分の執筆(学生の卒論を投稿用に手直しするのも)で,年度末は忙しさ倍増だったんですよ・・・今度,何か特集を担当するときは年度末に忙しくならないようにしたいもんです・・・

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